天動説、地動説、ニュートン力学

天動説、地動説、ニュートン力学の3者は、太陽系/惑星系の中心を次のように考えます。

 

天動説:地球

地動説:太陽

ニュートン力学:太陽系の重心

 

天動説は、足元の地面は動いていないだろう、という、ごく自然な考え方です。

 

地動説は、惑星の不規則な動きを、なるべく単純に理解しようとする試みです。中国語で惑=まどう、ギリシャ語でプラネット=さまよう、です。

 

ニュートン力学は、太陽も惑星も単なる物体として扱います。

太陽系の重心は太陽の中にあります。重心の位置は、太陽の中心と木星の中心を結んだ線上において、太陽の中心から少し木星方向へ進んだあたりにあります。

重心の周りを、太陽は小さく回っています(公転)。水金地火木などは、大きく回っています。