2023-09-17から1日間の記事一覧

粒子と場

粒子のツブ・ツブをベターッと均一にならして考えるのが「場」です。 水を大雑把に見るときは、「水」という物質が連続して空間を埋め尽くしている(連続体)、という見方をします。 一方、細かく見るときは、粒々の集まりと考えます。水は、分子(H2Oの他にHと…

相対主義が未確認な理由

一般相対性理論は相対主義を前提のひとつとして作られている理論ですが、相対主義についての直接の実験的確認がなされていません。その理由は、重力子と物質が、あまり反応しないためです。 20世紀の物理では基本的な力は素粒子が伝える、と考えていて、重…

一般相対性理論が重力の理論になっている理由

絶対主義の言う「みかけの力」を、相対主義では実在する本当の力として説明する必要があります(絶対主義と相対主義については別記事 絶対主義と相対主義 - 素人が書くイイカゲンな物理の話 を参照 )。 18世紀、19世紀で相対主義を主張する人たちは「未知…

ニュートン力学が天動説、地動説より優れている点

天動説と地動説は、乱暴な言い方ですが、数学的に同等です。また、地動説には、単純なコペルニクスの地動説と、より高精度なケプラーの地動説が、あります。 これら3者(天動説、コペルニクス説、ケプラー説)よりもニュートン力学が優れている点を書きます…

天動説、地動説と火星

ヨーロッパで天動説や地動説が考えられた動機は、ひとつには「世界を理解したい」という欲求だったと思いますが、もうひとつ「火星がいつ誕生日の星座に来るのか知りたい」という欲求がありました。 火星の色は、わずかにオレンジ色っぽい白で、中国では火の…

天動説とキリスト教

中世のヨーロッパで天動説というと、プトレマイオスの天動説を指すと思います。このプトレマイオスの天動説をキリスト教と強く結びつける誤解が、過去において一部の人に見られました。私も誤解していた人の一人です。 単純に「地球が世界の中心」という意味…

天動説、地動説、ニュートン力学

天動説、地動説、ニュートン力学の3者は、太陽系/惑星系の中心を次のように考えます。 天動説:地球 地動説:太陽 ニュートン力学:太陽系の重心 天動説は、足元の地面は動いていないだろう、という、ごく自然な考え方です。 地動説は、惑星の不規則な動き…

はじめに

このブログの内容: シロウトが書く、いい加減な物理の話 想定しているブログの読者: 私ひとり。 このブログを書く動機: 1)気分転換。 ありていに言うと、暇潰し。 2)備忘録。 忘れがちなことを書き留めようと思っています。 3)考えるきっかけ作り。…