2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「物理」グループの購読(2)

「存在は全てが光」というブログを瞥見してみた(「読んだ」とは、とても言えない)。 まず、自説を考えているところが何とも素晴らしい。この、創造するという力が私には無い。そして絶えず自説を顧みていて、妄信・陶酔ということが見られない。 私もこうあ…

原子について

消してしまった記事を思い出しながら、同様の内容の記事を再度、書いてみます。 ・放射線とは、原子核にとって余分な粒子が放出されたものです。その粒子のエネルギーは、化学反応を起こすエネルギーに比べて高いので、「高」エネルギー粒子と呼ばれます。百…

「物理」グループの購読(1)

「物理」という名前のグループを見つけたので、とりあえず読んでみます。 他の方のブログを読んで、何が起きるのか? ・たぶん、あまり時間が取れず、読むのが遅々として進まないだろう。 ・読んだ、その後、他の方との交流が自分にできるのか? (かな~り…

余談

鬱の発症に伴い(minor episode, not major)このブログを削除し、23日にエクスポートしたファイルを基に戻しました。 24~25日に書き足した記事は戻りません。それは大した内容ではありませんが、自分用の備忘録として、消えた記事の概要を書いておきま…

謝辞

多くの方に励まされてきました。とは言っても人間関係を持つのが苦手なので、私の側で一方的に恩恵を受けたのみです。この記事の内容や間違いの責任は全て私にある事はもちろんです。 挙げるとキリが無いのですが、ごく少数の方の御芳名を以下に記します。 …

とりあえず

当初書こうと思っていたことは大体書いたので、休止しよう。 今、考えている、これからの事は以下の通り。 1.ざっと読み直すと、確認した方が良いと思うところがある。 間違いじゃないか、記憶違いじゃないか、と思うところがあって、どうするかなぁ。 2…

厳密さを求めること(6)数学基礎論

数学基礎論。 数学は物理から見ると病的なほど厳密さや無矛盾にこだわるような気がします。そんな数学も数学基礎論では病的なこだわりを捨てました。 事のはじまりは、良くわからないんですが、たぶん、無限級数の収束のような気がします。何が起きたかとい…

厳密さを求めること(5)くりこみ理論、正則化

次元正則化。 この次元正則化は論理的一貫性、つじつまが合っている事、を求めて考案されたものですが、一部の本を除いて無視されています。これについて書き留めておきます。 --- 量子電磁気学ができた時、検算のために実験値と対応する理論値を計算しよう…

厳密さを求めること(4)デルタ関数

デルタ関数。 波動関数と同じく、デルタ関数にも数学的定義がありません。 物理学者ディラックが発案した後、数学者がデルタ関数をイメージした厳密な数学を3つ作りました。作られた時間順に挙げると ・フランスのシュワルツによる、分布(英語でdistributi…

厳密さを求めること(3)波動関数

波動関数。 これは日本語のWikiに以前書き込みをして、今見てみるとそのままらしいので、自分の文章を以下に転記します。 (----- 2つの波動関数の重ね合わせ(加算)が物理的に意味を持つので、波動関数は加算に関する数学である線形代数に従うと期待される。…

厳密さを求めること(2)点と線、内部構造

点と線の粒子。 --- 個人的には内部構造というのが大好きで、例えば時計のフタをあけて、中身が基板1枚だったりするのはイヤです。ちっちゃい歯車、ネジ、ゼンマイがあって、細かく動いていて欲しい。(実際には機械式の時計は一つも持っていません。) そ…

厳密さを求めること(1)動機

物理で、厳密さを求めるけれど、残念ながら厳密にできない、という場面があります。それについて書き留めておきます。記事の予定は (1)なぜ厳密さを求めるのか (2)点と線の粒子 (3)波動関数 (4)デルタ関数 (5)次元正則化 (6)数学基礎論 --…

質量の種類

相対性理論に関連する質量として 慣性質量 静止質量 受動的重力質量 能動的重力質量 があります。それぞれについて書いておきます。 --- 慣性質量は、動かしにくさのことです。慣性質量は、見た目の速さと、動かす(加速する)方向に依存して、値が変わります…

運動の第2法則

ニュートンは運動の法則を、数式を使わない文章で書いています。それを数式で表すと、運動の第2法則は ΔF = m*Δa となります。ここで、星印*は掛け算で、 ΔF:新たに加える力 m:動かしにくさ(慣性質量) Δa:新たに発生する加速度 です。この運…

質量の起源

特殊相対性理論では、同じ出来事を2人の慣性系(絶対的に正しい人達)が見るとき、2組のxyzt(場所と日時)の値をローレンツ変換で換算します。 ローレンツ変換では時間と長さを足し算・引き算します。そのとき秒とメートルは単位が違うので、単位の換算をしま…

時空の捉え方

1.ニュートン力学 固定された背景時空を物が運動している。 絶対主義。 同じ出来事を2人の慣性系(絶対的に正しい人達)が見るとき、2組のxyzt(場所と日時)の値はガリレイ変換で換算できる。 半導体や磁性体を扱う物性論(非相対論的量子力学)もこれ。 2.…

一般相対性理論ができた時の手紙

一般相対性理論ができた時のアインシュタインの手紙。 日付は1915年12月29日。 原文 Volume 8, Part A: The Berlin Years: Correspondence 1914-1917 page 231 英訳 Volume 8: The Berlin Years: Correspondence, 1914-1918 (English translation supplement…

ユークリッド化

数学は基本的にユークリッド空間を扱うのですが、物理ではミンコフスキー空間を使います。この2つの空間は色々な性質が違います。 説明抜きに専門用語を使うと、距離に関して ユークリッド空間:正定値計量 ミンコフスキー空間:不定計量 という違いがあり…

曲率、捩率の物理での意味

数学でいう多様体とは、小さなユークリッド空間をパッチワークのように貼り合わせたものです。そしてツギハギのつなぎ目は滑らかで、角張らないようにします。一方、物理では、小さなミンコフスキー空間をパッチワークのように張り合わせます。 ユークリッド…

一般相対性理論での「曲がり」

一般相対性理論で時空が「曲がっている」というときの、曲がりという言葉は日常使う曲がりという言葉と、すこし性質が異なります。 数学に ・曲線、曲面の幾何学 ・多様体の幾何学 という2つ分野があって、この2つで「曲がっている」という言葉の定義、性…

理由や根拠を求めない:検索、AI人工知能

理由・根拠を求めるのは、大げさな言い方をすると人間のサガなので、それを全く求めないような文明社会になるとは思わないけれども、備忘録として書き留めておきます。(備忘がこのブログに私が期待する事の一つです) 20世紀になって、物理は細かい事を調べ…

一般相対性理論の基礎方程式

重力の法則の形が、絶対主義と相対主義でどのように違うかを見てみます。 --- 地球上で自由落下するエレベーターを、地上で見ている人とエレベーターに乗っている人から見ると、以下のようになります。 地上で見ている人: エレベーター中央では、ある加速度…

絶対主義と相対主義

物理での絶対主義・相対主義とは、 「同じものを見ていても、人により見え方が違う」 これをどう考えるか、についての主義主張です。 絶対主義では、絶対的に「正しい人」がいて、その人とは違う見え方がするという人は「間違った人」だと考えます。人々を正…

粒子と場

粒子のツブ・ツブをベターッと均一にならして考えるのが「場」です。 水を大雑把に見るときは、「水」という物質が連続して空間を埋め尽くしている(連続体)、という見方をします。 一方、細かく見るときは、粒々の集まりと考えます。水は、分子(H2Oの他にHと…

相対主義が未確認な理由

一般相対性理論は相対主義を前提のひとつとして作られている理論ですが、相対主義についての直接の実験的確認がなされていません。その理由は、重力子と物質が、あまり反応しないためです。 20世紀の物理では基本的な力は素粒子が伝える、と考えていて、重…

一般相対性理論が重力の理論になっている理由

絶対主義の言う「みかけの力」を、相対主義では実在する本当の力として説明する必要があります(絶対主義と相対主義については別記事 絶対主義と相対主義 - 素人が書くイイカゲンな物理の話 を参照 )。 18世紀、19世紀で相対主義を主張する人たちは「未知…

ニュートン力学が天動説、地動説より優れている点

天動説と地動説は、乱暴な言い方ですが、数学的に同等です。また、地動説には、単純なコペルニクスの地動説と、より高精度なケプラーの地動説が、あります。 これら3者(天動説、コペルニクス説、ケプラー説)よりもニュートン力学が優れている点を書きます…

天動説、地動説と火星

ヨーロッパで天動説や地動説が考えられた動機は、ひとつには「世界を理解したい」という欲求だったと思いますが、もうひとつ「火星がいつ誕生日の星座に来るのか知りたい」という欲求がありました。 火星の色は、わずかにオレンジ色っぽい白で、中国では火の…

天動説とキリスト教

中世のヨーロッパで天動説というと、プトレマイオスの天動説を指すと思います。このプトレマイオスの天動説をキリスト教と強く結びつける誤解が、過去において一部の人に見られました。私も誤解していた人の一人です。 単純に「地球が世界の中心」という意味…

天動説、地動説、ニュートン力学

天動説、地動説、ニュートン力学の3者は、太陽系/惑星系の中心を次のように考えます。 天動説:地球 地動説:太陽 ニュートン力学:太陽系の重心 天動説は、足元の地面は動いていないだろう、という、ごく自然な考え方です。 地動説は、惑星の不規則な動き…