「物理」グループの購読(3)

遅々として読むのが進まないのですが、「複天一流」というブログをザッと見ての感想を書きます。

 

1.動きのある説明

数式とかグラフに対して、なにか物が動いている、ようなイメージを持って見ている気がします。私自身にそういう所があるせいかも知れませんが、たぶん筆者もそうなのでしょう。

数学は、何というか動きに乏しい、感じがあります。特に、数学を数(代数)と図形(幾何)に分けた時、代数は物理から遠い感覚があります。(代数に詳しく無いので、たぶん、代数の中にも図形・微分・解析のアイデアを使って研究する小さい分野がある気もします)

ダイナミックな動きがある話の方が面白いと思うんです。だから数学より物理が好きなんだな、と再度自覚しました。

 

個人的な思い出を記録しておくと、リーマン幾何学の本を読んでいて、レビ・チビタ(Civita、イタリア語でciはチ。これは本当にチビタなのかと赤塚不二夫ファンの私は何度も確認した思い出があります)の平行移動の定義が説明してあり、そのとき何故かジェットコースターでガーッと下っているのを連想しました。

数式を見ていて、物が動くさまを空想したのは後にも先にも、この一度きりでした。

 

2.数式、図がきれい

これは、私の勉強不足を痛感するところです。

 

後、言わずもがなですが、これが「小問」なんだなぁ、東大すごい、と。

高校時代に私より物理ができた同級生は一杯いたわけですが、物理学科に進学したのは私くらいでした。高校のときの同学年で1番の秀才は医学部へ行ったし、数年前に東大の弦理論の博士が金融機関へ就職していました(旧twitterで、そうした方のアカウントを2つ見ました)。何とも勿体ない気がしました。